大学時代のパチンコ屋での出来事。
今回お話しするのは、今でも友人たちと集まると話題に上るお話です。
舞台は、私と友人が通っていた地元のホール。そこには素行の悪い常連たちが何人かいて、その中でも群を抜いてクセの強い人物がいました。私たちは彼を「ハゲ」と呼んでいました。
ハゲとは誰なのか?
「ハゲ」と言っても、実際には完全に禿げているわけではなく、いわゆるちょいハゲ。
ですが、「ちょいハゲ」という呼び方は妙に面倒なので、単純に「ハゲ」で通していました。
彼はとにかく立ち回り(?)がずる賢く、
- 複数台同時遊技は当たり前
- 美味しい台は片っ端から確保
- 他の客の視線など気にしない
と、ホール内では邪魔でしかないクソ野郎でした。
当然、私たちはそんな彼をあまり良く思っていませんでした。
事件当日、候補台が全滅?
ある日、私たちは前日にチェックしていた候補台を狙って朝からホールへ。
開店直後の客入りは少なく、「これはいける」と思って台に向かいました。
ところが、候補の台がすべて確保済み。
人がいっぱいならまだしも、この人数で全滅はおかしい…。
嫌な予感がして近づくと、見慣れない光景が飛び込んできました。
サンダルが下皿に!?
なんと、その中の1台の下皿にサンダルが突っ込まれていたのです。
「いや、まさか…」と思いながら、ホール内を歩き回ってハゲを探すと…発見しました。
ハゲ、まさかの裸足。
サンダルで台を確保して、そのまま裸足でホールを徘徊していたのです。
台確保アイテムの限界突破を目の当たりにした瞬間でした。

その時の心境
- タバコ、ライター、携帯…台確保アイテムとしては分かる。
- でも、それでも足りないからってサンダルはないだろ!
- しかもその間、裸足でホールって…勇気あるのか単に感覚が麻痺しているのか。
私も友人も笑いをこらえながら、呆れ半分でその光景を眺めていました。
当時のホール事情と「確保戦争」
2000年代前半のホールでは、朝一の台確保が今よりずっと過激でした。
- 台キープのために雑誌やタバコを置くのは当たり前
- 複数台を同時に押さえる常連が幅をきかせる
- 店員が注意するケースは稀
中には、「カバン丸ごと置きっぱなし」という強者も。
噂では、あるホールでは「バイクのヘルメット」で台をキープしていた人もいたとか…。
なぜこの話題を選んだか
この事件は単なる笑い話のようですが、「マナーの境界線」について考えさせられる出来事でもあります。
パチンコ屋は公共の場であり、他の人が気持ちよく遊べる環境を守ることが、本来は大切です。
ここで気づいたこと
- 自分が当たり前と思っている行動も、他人から見れば非常識な場合がある
- ルールが緩い環境では、結局“やった者勝ち”になりやすい
- 一歩引いて状況を見ると、意外と冷静になれる
今日一つだけ持ち帰ってほしいこと
「勝つ立ち回り」以前に、「守るマナー」がある。
笑えるエピソードでも、根っこにある問題は意外と深いのです。
Q&A
Q:昔はなぜそんな無法状態だったのですか?
A:当時は監視やルール整備が緩く、常連の暗黙ルールが優先されるケースが多かったためです。
Q:今でもハゲはサンダルで台を確保していますか?
A:ハゲはやりたい放題やっていましたが、今では店の対応も厳しくなっており、それができなくなっていると思います。なので、彼は完全に終わったと思います。そして、髪を伸ばし、もうハゲではなくなっているかもしれません。