1. 自由時間は意外と少ない
最近すごく思うことがあります。
「1日って、たった24時間しかない」 という事実です。
私の場合で考えてみると――
- 食事
 - 睡眠
 - お風呂や身支度
 - 通勤・仕事
 
こうした必要な時間を除くと、平日に自由に使える時間は 21時半〜0時までの約2時間半 しかありません。
意外と短いと思いませんか?
この短い時間を「腹が立つ人のこと」や「嫌な出来事の反芻」に使ってしまうと、人生のコスパがめちゃくちゃ悪い気がしてしまうんです。
2. 人類のルーツに学ぶ「今を生きる力」
そこでふと考えました。
昔の狩猟採集民族の人たちは、どうしていたんだろう?
一見、今より不便な生活をしていたように思いますよね。
けれど研究によると、彼らは未来のことをあまり考えなかったと言われています。
「明日の食料をどうしよう」ではなく「いま目の前の獲物を仕留めよう」
「来年はどうなるか」ではなく「今日をどう生き延びるか」
つまり、彼らの思考は常に“今この瞬間”に集中していたんです。
これって、現代で注目されている マインドフルネス(Mindfulness) そのものじゃないでしょうか。

3. マインドフルネスと不安の正体
僕たちは日々、未来のことを考えて不安になったり心配したりしています。
- 雇用はこの先どうなるんだろう?
 - 地震で家がつぶれないだろうか?
 - ミサイルが飛んできたら?
 - もしハゲたら?オヤジ臭が出てきたら?
 
挙げればキリがありませんよね(笑)。
でも心理学的には、人間の脳は「現実には起きていないこと」をイメージするだけでストレスホルモンを分泌するといわれています。
つまり、考えれば考えるほど「実際には起きてもいない不幸」で自分を疲弊させているんです。
だからこそ――
「未来は不確実。考えすぎるのは時間の無駄」 という発想が大切になります。
4. 「当たり前」なんて存在しない
昔の僕は、「明日は必ず来る」と思っていました。
でも実際は違います。
- 明日事故に遭うかもしれない
 - 突然病気になるかもしれない
 - 大切な人が、突然いなくなるかもしれない
 
この世に“当たり前”なんて存在しない。
そう考えると、「今日という日をどう過ごすか」「大切な人にどう接するか」が、すごく大事に思えてきます。

5. 名言に学ぶ「今を生きる」
哲学者セネカはこう言いました。
「我々が持っている時間は短いのではない。だが、我々は多くを無駄にしている。」
まさにその通りだと思います。
「未来の不安」や「過去の後悔」に頭を使うより、今目の前の時間をどう使うかの方が、よっぽど人生の質を上げてくれます。
6. 実践のヒント
では、どうすれば「今この瞬間」を大事にできるのか。
- 寝る前に 今日よかったことを3つ書き出す
 - スマホを置いて、5分間だけ呼吸に集中する
 - 誰かに「ありがとう」を必ず1回は伝える
 
こうした小さな習慣でも、マインドフルネス的な感覚を得られます。
Q&A:未来の不安とマインドフルネス
Q1. マインドフルネスって宗教っぽくないですか?
A. いいえ。もともとは仏教の瞑想にルーツがありますが、現在は心理療法として科学的に効果が実証されています。
Q2. 未来のことを考えないと準備不足になりませんか?
A. 計画を立てることは大事です。ただし「過度に心配し続けること」が問題なんです。準備と不安は別物と考えましょう。
Q3. 忙しくてマインドフルネスを実践できません。
A. 実は「食事を味わう」「歩きながら景色を意識する」など、日常の中でできます。特別な時間を取らなくても大丈夫です。
なぜこの話題を選んだか
僕自身が最近「自由時間が本当に少ない」と気づいて、そこでイライラしている自分がもったいないと感じたからです。
せっかくの2時間半を、誰かに奪われるのは嫌だなと。
今日持ち帰ってほしいこと
「未来は不確実。だからこそ“今”を生きる」
明日が来る保証は誰にもありません。
だからこそ、今日この瞬間に集中することが最高の生き方なんだと思います。
あなたも今夜、少しだけ「今」にフォーカスしてみませんか?