どうも!今回はちょっと笑えて、でもどこか切ないスロット時代の思い出話をしていきます。
テーマは私の大学時代に出会った、「パルパル仙人」と呼ばれた友人の話です。
キンパルとは何か? 朝一がアツすぎた伝説の4号機
まずは「キンパル」ことキングパルサー。
4号機時代を知っている方なら、一度は耳にしたことがある名機ではないでしょうか。
当時はまだ「ストック機」という仕組みが主流で、ストックがないとボーナスに当選しないという特徴がありました。
例えば天井が1280Gの台でも、ストックがゼロの状態で打ち始めてしまうと…
300Gで初ストック → そこから天井までカウント開始、なんてこともザラ。
そのため公式天井G数を超えても当たらない現象が普通に起きていました。
新台初日、私のブチギレ体験
ストック切れの恐ろしさを思い知ったのは、新台初日の吉宗。
朝一で即ビッグを引き、しかも初のダブル揃い!
「よし、今日は勝った」と思った矢先…2回目のボーナスがまさかのバケ。
え? ストック切れ…?
初のダブル揃いだった喜びが一瞬で消え、怒りと悲しみでフリーズしそうでした。

キンパルの朝一と立ち回りの旨味
キンパルの真骨頂は、設定変更後128G以内の高確率当選。
しかも条件が揃えば70%でボーナスという破格の仕様でした。
さらにハマり台でストックが溜まっていそうな台を狙い、連チャンするまで打つ戦法も有効。
これを駆使すれば、勝率はかなり高くなります。
私の友人、通称「パルパル仙人」はこの立ち回りが神レベル。
彼は毎月のように数十万円を稼ぎ出していました。
なのに…お金が残らない仙人
不思議なことに、彼の財布はいつもスカスカ。
飲み屋に通うでもなく、ブランド物を買うでもなく…何に消えているのか?
その答えはすぐにわかりました。
彼は「吉宗」という将軍様に年貢を納めていたのです。
年貢を取り立てる将軍様・吉宗
当時の吉宗は天井1920Gという深さ。
低設定ではしょっちゅう天井到達という地獄仕様でした。
パルパル仙人は朝から打って、3連続天井バー単発という荒行も経験。
それでも懲りずに、負けた分を吉宗で取り返そうと挑み続けたのです。
吉宗の魅力は、ビッグ中の条件を満たせば711枚のボーナスが1G連する爆発力。
リミッターはありましたが(確か最大5個)、夢が詰まりまくっていました。
当時のホールの雰囲気
吉宗の人気は異常でアニメにもなった程でした。人気がありすぎて、1台100万とかで取引されていたという話もあります。銭形など711枚の1G連機種は他にもありましたが、やはり吉宗がダントツで人気でした。
私も、つい20万とか財布に貯まると調子に乗って吉宗を打ち、年貢として回収されていた農民の一人でした。

なぜこの話題を選んだか
この話は、「勝てる立ち回りがあっても、感情で動くとすべて失う」という教訓を端的に表しているからです。
パルパル仙人はキンパルで勝つ力を持っていましたが、吉宗への執着がすべてを飲み込みました。
ここで気づいたこと
- 勝ちパターンを持っていても、感情に流されると破綻する。
- 4号機時代は夢もあったが、同時に“沼”も深かった。
- 技術と冷静さ、両方が必要。私はむしろ、冷静さが1番大事だと思います。大負けするパターンは、打つ理由のない台をヤケクソに打つ時がほとんどです。天井、ゾーン、その他の打つ理由がない台を感情で打てば死ぬだけです。
今日一つだけ持ち帰ってほしいこと
「勝っているときこそ、自分を律すること」。
立ち回りは知識だけでなく、感情のコントロールも含まれます。
Q&A
Q:今でも一人で複数台抑える人はいますか?
A:今は店の対応もかなり厳しくなっているはずなので、不可能だと思います。昔も基本はNGでしたが、常連とズブズブな関係になっている店員も多かったので出来た話だと思います。
Q:パルパル仙人は今どうしていますか?
A:今も現役バリバリで打ち続けていますが、昔のように感情的になることはなくなりました。しかし、吉宗が復活してしまったことで、また彼の年貢を納める日々が始まっているかもしれません。